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My way, Woman's way

February 3, 2010 05:45


先日、私の人生にとってとてもいい経験がありました。 

ので、忘れないうちに、熱が冷めないうちに、ブログ


この間、NYに住む日本人の交流会があり、
ロイター通信に勤める日本人女性、我謝京子さんのお話を聞くことができました。

彼女はロイターの記者でありながら、ドキュメンタリー映画も完成させたのこと。

「Mothers’ Way, Daughters’ Choice」
http://mwdc.net/


ここからは暫く私の話だけれど、

前々から、26歳、27歳を過ぎた頃辺りから
女として、働くこと。 を自然と、すごく意識するようになった。
仕事の現場で、男性と対等に仕事する中で、責任も年を増す毎に大きくなる中で、

強くなければならない。

一方、その辺りの歳になると、勿論家庭に入る女の子もいる。
定時帰り、気楽なOLさんで、毎日可愛い服に身を包んで華やかな同い年もいる。

毎日、週末も、朝から終電まで働いて髪はボサボサ、くたびれた格好の自分。
ずっと、22歳から7年間、全力疾走で働いてた。

それでも、あたしは仕事が好き!!!

って思って働いていたけれど、どこかで "日本人の常識" である "女性の人生" を意識する自分。

30歳過ぎたら子供を生んで、家庭に入って、家を買って、・・・?


仕事は続けたい。

でも、私の母は、私が10歳過ぎるまで、ずっと主婦として家に居てくれた。
それはとても幸せだった。大きな安心感と共にいて、安定して伸び伸びと育つことが出来た。
だから、子供を産むなら、私もそうしてあげたい。

そんな、理想とのギャップ。


そして、実は、私の中には驚くほど、"母性" というものがない。
ないの。
はやく子どもが欲しい! という女性が大多数な中で、
私は、全くそういう気持ちが起こらない。

それも、ずっと悲しかった。



でも、女に産まれたんだから、30歳を超えたら、、いつかは? 



そんな中、病気をした。

前職の間、2~3度程大きい病を患っていて、一度目は胃潰瘍。
完全に精神の弱さから。 で、同時に鬱にもなってた。
胃が痛くてマトモな食事も摂れない、心が痛くて泣きながら仕事をしている。

でも、それは、克服できた。
私はとても強くなれた。


と思っていたら、次は、違う病になった。
あまり言いたくもないんだけれど、調べたら、偶然なのか、彼女も同じ病になっていた。

悩んだ。
私、子供が産めなくなるのかもしれない。

数ヶ月間、投薬した。

副作用は凄く辛くて、仕事は続けてるんだけれど、
薬のせいで、毎日吐き気がして、眠れなくて、感情のコントロールが効かなくて。
気合いと強さで何とかなると思ってたけれど、病気と強い薬には勝てなかった。


ずっと考え続けた。
仕事。
病気をしてまでする仕事。?
仕事=人生?
女としての人生。
世間の常識。理想的な人生。
自分の人生。


このまま、毎日のタスクに追われ、仕事を続けていても
答えはないと思っていた。





だから、海外へ出た。




そして、それは、

30歳以降、そんな "女としての人生" に縛られるであろう自分への、

" 最後の 自由 の プレゼント"

だった。




前置きが長くなったけれど、
そんな、私がずっと抱いていた思いがあった。







そして、彼女の話。映画。

素晴らしく頭が良く、素晴らしいプレゼン力で、素晴らしく強く、素晴らしいパワーに溢れている。


さっきも書いたけれど、彼女も私と同じ病に遭って、彼女は子供を産むことを選択した。
そして、後は仕事復帰して、パワフルに飛び回る。
そして女性として、母として、に悩み、・・・ 後は、映画の紹介ページの通り。


以下は、私の受けたメッセージ。


仕事をする上で、女として、母として、という悩みは、
みーんな持っている。
全員が持っている。

当たり前なものなんだ、ということ。


日本に居て、そういった"日本人の描く理想の女性の姿" に苦しむんだったら

日本を出てしまえばいいだけじゃない。

NYはそんなものは何もない。
もっと女性が頑張れるだけ頑張れる環境がある。

日本にいるから、そういう常識に惑わされて苦しいだけ。なの。



しかし、外国に来るまでは、

"日本じゃ駄目なの、自分には窮屈なの、"
そう思って出た筈なのに

外国に来ると、皆が積極的でガンガン自分を出すから、

逆に縮こまってしまって、自分の中の"日本人"を見つけてしまう。

悔しい。 こんな筈ではないのに。。


女として理想的でありたい気持ち、

日本で、そうやって生きることが出来なかった、どこかにある自責の念、

仕事、家庭、人生、女性、

それでも、

それでも、

そんな辛さや、苦しさ、悩み、そういうものを全て乗り越えて、

自分が生き生き出来る場所を求めて、追い求めて、



今、私達はNYに居る。





その日、会場に居る全ての女性が、きっと "何か" を乗り越えて、ここに来た人達。



私も含め、そこに居た女性全員が泣きそうになってたと思う。



声に出していないけれど、みんな私と同じように悩んでいたんだ。


同じ苦しみ、悩み、

それでも死ぬほど前向きに、パワーに溢れ、

手探りで必死で進んできた道の中で、出会い、恩恵を受けた人、モノ、

全てに感謝するために、

そしてこれからの人達、未来のために、伝え、発信し続ける、彼女。 

そして、周りの、NYで頑張る女性たち。


あったし、何を悩んでたんだろう!? と思った。!!!

何を縮こまってたんだろう?

何を諦めようとしてたんだろう?


女だから?

世間の理想の女性像のために?

病がこわいから?


完璧な女性なんかいない。

どんなに強い女性でも、病にもなる。

理想とのギャップに悩むなら、自分が生き易い、生き生きできる場所を選べばいい。

恐れないこと。死にそうな壁にだってくじけないこと。 発し続けること。




あたし、諦めないでいいんだー・・・ って思った。

なんにも諦めることないんだって。


そう思ったら、本当に! 開放されたようにラクになって、

今まで、引け目になっていたことは何だったんだろう? 勿体無い!

NYの素敵な女性達から頂いたパワーに溢れて、

もっともっと色んなことしたい!!! 新しいことでも、知らないことでも、何だって!

と思えるようになった。


だから、この日は私が長年の悩みから吹っ切れた記念日。




1年前、家を引き払って、

太平洋の真ん中の島で、スーツケース1つ、家も無し、アテもなし、コネもなし、

ゼロからの生活を始めた私。

そして島を出て、ヨーロッパを渡り、NYへ飛び・・・
それでも、行った先では必ず誰かが居て、生活が始まって、
出会いがあって、人間関係が出来て、仲間が出来た。

人生、行った先で、必ず道は開けた。



だから、これからの日本に帰ってからの生活、前はちょっぴり不安だったんだけれど

今は、むしろ楽しみ。本当に楽しみ。

何でもやりたい! チャレンジ精神で溢れてる。

必ず進んだ方向に人生はある。





長いのに読んでくれてありがとうー。

頑張るの♪

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asamiさんの感じたこと、またゆっくりランチかディナーでもしながらぜひ聞かせてください☆女性として、自分、仕事、家庭、子供・・いろいろあるよね。欲張りになってしまうからか、怖がりになってしまうからか、けっきょく色々手放せない自分がいるのです。
またゆっくり話せたら嬉しいな。

Comment by : keiko | February 3, 2010 05:45

わお! けいこちゃんありがとうー!!!

そう~、いろいろあるよね。本当に。
でも全部諦めたくない! って思うことはきっといいことなんやって!

うんっランチしよう~ディナーしよう~!
今週かいしゃ行くかも♪ 今忙しい??

Comment by : asami | February 3, 2010 05:45

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